
介護リフォームとは Barrier-free-ReForm

介護リフォームとは、介護を必要とする身体機能の衰えた高齢者の方や、障害をお持ちの方にとって暮らしやすい空間をつくるため、また介護をする側の負担を軽減するためのリフォームです。
介護リフォームには介護保険・補助金を適用しての住宅改修が可能で、市や国からのサポートも整っています。
できるだけ余裕を持って、早い時期から将来に備えることが大切です。
介護保険・助成金の活用
介護保険制度
介護保険制度とは、40歳以上の方に被保険者として介護保険料を納めていただき、介護や支援が必要になったときにサービスを利用できる制度です。この制度を活用することにより、介護認定をお持ちの方の介護に伴うリフォームに限り、介護保険により20万円を限度として費用のおよそ9割が支給されます。
介護保険の対象となる改修工事
手すりの取り付け
- 転倒の予防、移動又は移乗動作に資することを目的として設置するものです。
手すりの形状に指定はなく、二段式、縦付け、横付けなど適切なものを選べます。
段差の解消
- 各室間の床の段差を解消するための住宅改修を指します。
トイレの段差解消や居室スロープ設置、浴室の床のかさ上げなど。
床材の変更
- 転倒の予防、移動の円滑化などを目的に、床または通路面の材料の変更をする、既存の床材に滑りにくい加工を施すという工事です。
車椅子の使用において、畳の床をフローリングに変更する場合もこの工事に含まれます。
扉の取り替え
- 車椅子での移動の円滑化などを目的に、開き戸を引き戸や折り戸、アコーディオンカーテンなどに取り替えるといった工事です。
ドアノブの変更、戸車の設置なども含みます。
和式から洋式へのトイレ交換
- 和式便器を洋式便器に取替えるものが該当します。この際、暖房便座や洗浄機能がついているものへの変更は含まれますが、既に洋式便器である場合のこれらの機能の付加は含まれません。
洋式便器であっても、高さを変更する工事や向きを変える工事であれば該当します。
その他、付帯して必要となる住宅改修
- 手すりの取り付けのための壁の下地補強や、浴室の床のかさ上げに伴う給排水設備工事など、該当工事に付随して必要となる改修に対しても補償されます。
介護保険住宅改修の流れ
- STEP1.介護保険住宅改修について当社にご相談
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お困りごと、相談事をお聞きします。
- STEP2. ご訪問・お打合せ
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ケアマネージャーさんまたは地域包括支援センターの方と一緒に利用者の身体状況、介護状況もご確認します。
- STEP3.事前申請(当社代行)
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工事前写真、理由書など書類を役所に提出します。
- STEP4.受理通知書
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1週間~10日後ほどで役所よりご自宅に届きます。
- STEP5.工事着工
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工事を開始します。
- STEP6.事後申請(当社代行)
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完成届、住宅改修費支給申請書など書類提出。
- STEP7.決定通知書
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1週間~10日後ほどで役所よりご自宅に届きます。
- STEP8.集金
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決定通知書に記載されている金額をお支払いください。
- STEP9.助成金の還付
- 介護保険の対象となる工事にかかった費用に対して20万円を限度に9割の還付が受けられます。
介護リフォームのメリット・ポイント
介護リフォームにおけるメリット
- 介護リフォームを行うことで、事故の可能性はグッと下がります。
自立度の向上や介護者の心身のゆとりなど、安心で安全な暮らしを送ることができるようになるリフォームは、決して高齢になってからのものではありません。
未来のためのリフォーム
- 介護リフォームは高齢になって介護が必要になったら…とお考えの方も多いことと思います。
しかし介護リフォームはバリアフリーリフォームとも言います。思いがけないケガや病気などされた場合、妊婦の方、小さいお子様にも暮らしやすさを実感して頂けること間違いありません。
事前準備や早めの設置
- 今すぐに介護に必要なリフォームを全て行う必要はありません。少しずつ、例えば手すり設置のための下地補強や、それに伴って水周りだけ早めに手すりを設置するなど。
ご家庭の石膏ボードの強度は、補強無しではさほど強くありません。水周りも滑りやすく、転倒事故が多発する場所です。どちらも年齢に関係なく早めの施工をオススメいたします。